1.魔道書使い、誕生?

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     理事長は俺の抱える包みに手をあて、声に力を込めて言っただけだった。     『オレを無理矢理呼び出そうなんて、無理なことしやがるなぁ。おい』      なのに!  俺を中心に強い風が吹き、机の上に置かれたものが全部吹き飛んだ。     『おい、高!  お前がオレを持っていながら、勝手に呼び出されるようなマネ、されてんじゃねぇよ!』      その元凶らしいソレは、俺を睨みつけ偉そうに言う。小人サイズのソレはきゃんきゃん怒鳴り散らす。      っていうか、     「俺はオヤジじゃねえっ!」      誰も彼も、俺をオヤジの代替え品にすんじゃねえよっ!  
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