【廃病院/頭脳戦】

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なんとも言えない雰囲気になった。 ……私は尚美さんに、ただ利用されていただけなのだろうか。 違うと思いたい。 いや、思い込みたかった。 「尚美さんは結局、私達の味方?それとも……敵?」 確信に迫る質問。 尚美さんが、メモ用紙に文章を書き始める。 私は固唾をのんで、それを見守った。 【私は舞ちゃんが、危険をかえりみず私を助けてくれたことに驚いたの。 内心、人間には期待してなかったから。ここまでしてくれる人がいるんだって思った。感謝してる。 だから味方でありたい。 でも……最後まで味方でいれるか分からないけど】 これが尚美さんが書いた文章。 最後まで味方でいれるか分からない。 それって……どう言うことなの? 理解できずに、頭が混乱してしまう。
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