155405人が本棚に入れています
本棚に追加
/389ページ
物凄く見たい。
が、しかし……一つ疑問が浮上。
「私が戦闘に参加したら、一撃でやられたりしませんか?」
私の問いに、杉浦さんは意地悪く笑う。
「今から戦うのは、Sランクだ。だが、その中でも上級クラス。
……まあ、一撃で死ぬ可能性は十分あるな」
思わず肩がビクついた。
「か、可能性はあるなって……そんな」
杉浦さんは、私の発言の途中で割り込んできた。
「俺が勝つから、お前が負けようが関係ないだろ。……今回はな?」
確かに……それは一理ある。
杉浦さんが勝てば、神経機能は失われずに済むのだ。
「じゃ、割り込みたい奴は勝手に割り込め。ただし、俺はフォローは一切しないから」
そう言い捨てると、彼はゲーム機を操作しだした。
最初のコメントを投稿しよう!