ギルド

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その言葉に零は軽く頷く。 「そうか‥‥、じゃあさっき話していた2人は花菱勝と大石堅か?」 「‥‥なぜそんなことを聞くんだ?」 零は訝しそうに聞き返す。 しかし男はそれを無視して続けた。 「3人は小学校から一緒だったんだな。そして今日ギルドの話をしていた。」 「‥‥‥。」 「‥‥黙ってるつもりか?まぁいいや。そー言えばあの2人の所にも俺の仲間が行ってんだ。」 「‥‥‥お前等は何が目的だ?」 すると男はニヤッと笑う。 「残念だが今はまだ‥‥な。」 「‥‥‥。」 こいつ‥‥強い。 見た目じゃわからないけど筋肉のバランスがかなりいいし。 それに‥‥‥この感じ。これがあの『力』なのか? 零は無意識に身構えていた。
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