始まり

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俺の嫌な予感通り堅は満面の笑みで言った。 「俺、ギルドに入ろうと思うんだ!」 やっぱりぃ!? 俺は心の中でツッコミをいれた。 「まぁ‥‥いいんじゃない? 頑張れよ。」 俺の激励の言葉に堅は『何言ってんだ?』という顔をする。 「勝もやるんだよ。」 ‥‥当然のように言いきったよ、この人。 俺が呆れているのに気付かない堅は続ける。 「ギルドって3人1組か5人1組がいいらしいんだよね。 だから言い出した俺と勝は確定だよね。」 ‥‥言い出したのはお前だけだけどな。 てかなんで確定なの? 俺はため息をついてから堅に聞いた。 「俺はおいといてもう1人は誰にするんだよ?」 それを聞くと堅はニヤリと笑って言った。 「あいつがいいと思うんだ。」
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