‡memory‡

パーティ

教室では堅と零が待っていた。

「遅いぞ！」

堅の言葉に俺は『いや‥‥ちょっとね。』と軽く流しながら席につく。

「てか何の話しするの？」

俺が聞くと堅が『忘れてた』と言ってから話し始める。

「ギルドに入るのって試験をクリアしないとダメなんだって。
だから対策を考えようと思ってさ。」

「対策か‥‥。
てか試験って何するの？」

俺の質問に堅は首をかしげる。

‥‥話し合いにならなそ～
俺が苦笑すると零が口を開いた。

「ギルドの試験は平均して５つか６つあって、それらを突破すれば合格なんだって。
必ずある試験は１対１とパーティーでやるサバイバルだって。」

なんで知ってんの？？

ってゆうツッコミはおいといてと‥

「合格者はどのくらい出るの？」

「毎年５００組のなかから１０組くらいだって。
でも悪い時は１０００組のなかから３組しか出なかったこともあったらしいよ。」

「狭き門‥‥だね。」

俺は再び苦笑した。