第1章~変わらない日々~

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家に入ると、晶はいつもの定位置に座った リビングにあるソファーの右側 それが晶の定位置だ 「で、今日は何をして夜を過ごす?」 「お前なぁ………ここは俺んちだぞ?」 「別にお前、1人暮らしだからいいだろ?こんなに大きい家に住んでるんだからよ」 確かに大介の家は立派な一軒家で高校生が1人暮らしするのにはおかしいぐらいに広い家だった 「俺、ここに移住しようかな~」 「断る」 「速攻で断るなよ………」 「お前と一つ屋根の下で寝るなんて………気色悪い」 「前に泊まった事あっただろ?」 「あれは1日だけだったからな、それが毎日になってみろ!毎朝起きて顔を合わせるのはお前だぞ!」 「う~ん………言われてみれば確かに………」 「だろ?だから今日も夕飯食ったら帰れ」 「おっ、て事は大介君が夕飯作ってくれるのかな?」 「おお、作るけどお前の分は自分で作れ」 「冷たいなぁ………お前、バイト先のレストランでは厨房の責任者だろ?」 「ああ、そうだけど?それがどうした?」 「だったらさぁ………俺を客だと思ってさぁ………」 「だったらお前の料理にはハバネロを大量に仕込んでおくよ」 「それ………マジ?」 「マジ。ほら、客は座って待ってろ」 「………やっぱ自分で作ります」 晶は泣きながら料理を作り始めた
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