約束

"部屋"という名の…

｢俺だ、入るぞ。｣

ｶﾞﾁｬ

空『ｱｲﾂが…』
空｢富士原…忍…｣

忍｢やだなぁ～忍って呼んで??…空｣

空｢…何で、こんなことをしたの??…忍｣

忍｢一緒に居たかったから、それと…思い出してもらうため｣
悲しそうなのに、無理やり笑う忍。

空｢思い出すって何をよ!!｣
空『それが分からない…』

忍｢俺とした…約束。｣

空『約束って…何を…』

忍｢忘れてしまった空に罰ｹﾞｰﾑ(笑)｣
にこにこ笑って言う忍の手には紙袋が…。

空｢これは…何??｣

忍｢これに着替えて。着替え終わったら教えて??後ろむいとくから、今着替えて｣

空｢着替えるって…ｺｺで//??｣
『いやだ恥ずかしい…///』

忍｢拒否権無いから。なんなら、俺が着替えしてあげるよ｣
そう言って、制服に手を伸ばす。

空｢いや!!?自分で着替えるから!!早く後ろをむいて!!｣

忍｢ﾁｯ…分かった。｣

空『今舌打ちしたぁ!!』

そう思いながら着替えを始める空

その後ろには、空に背中をむけて待っている忍

実は、忍の前には姿見が…

忍はそれを見ながら、ﾆﾔﾆﾔしている。

それに気付かず、空は着替えをしている。