彼の瞳

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彼は自分の懐中時計を、私の目の前に突きつけて、2、3回コツコツと叩いた。 そして12時だった彼の時計を、9時に戻し 《これでいい?》 と私に目で尋ねてきた。 私はよくわからないけど、首を横に振った。 すると彼は時計を10時まで進めて、 もう一度私に尋ねてきた。  
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