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「私行って来るね?」
夏奈子はそう一言残して遊び人みたいな人の所に行ってしまった。
女の友情なんか男が絡めば直ぐに壊れる脆いものだ。
「ははっ…凄いね…。」
私は呆れながら1人ビールを飲む。
周りから気持ち悪い男の視線を感じながら。
「今晩は…」
私は一生懸命空気になろうと心掛けていたが後ろから声をかけられた。
「ははっ…こんばんは…。」
私は半ば諦めて後ろを振り向いた。
するとそこにはしょこディゾン…
妻夫木似の彼氏付きの彼女が私が照れる位恥ずかしそうに立っていた。
「一緒に飲みませんか?
享…あっ、彼大会に集中してあたしの事かまってくれないから…。」
その娘はそう言って私の袖を掴んだ。
「ははっ…そうなんだ。私も友達男あさりに行っちゃって1人だからいいよ。
なんかキモい人多いし。」
わたしはこの時に本当救われた。
本当は来たくなかったんだよね。
私のタイプ滅多にいないし。ここ…
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