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哲平は一瞬現場を確認したが、すぐに素通りしようとした。
怖かったのではなく、興味が無かったのだ。
強いて言うならば、髪を赤に染めたアホがいる…位にしか思わない。
哲平が素通りしてから約5秒後、うめき声が聞こえた。
(めんどくせぇなぁ…。)
哲平は赤髪の男を助けるべく、後ろを振り向いた…が。
目に飛び込んだ光景は、赤髪の男が倒れている男達の顔を踏み潰している光景だった。
哲平はそのまま赤髪の男に近づき、キッパリと言い放った。
「頭悪いな、お前。」
これが哲平と亮の最初の会話である。
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