学校最終日

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うちの中学はその辺の都会の中学よりは規模は小さめで、わりとこじんまりとした卒業式だった。 練習どうり、生徒代表の言葉や校長の言葉、そしてメインの卒業証書授与。 そして後輩たちに見送られる。 「先輩、おめでとうございます!」 みんな誰かしらに言われてるけど、私は言われない。 基本私は誰かと群れることを好まない。クラスでも特別目立たないし、部活も俗にいう幽霊部員だ。 多分私が必要以上に関わるのは、家族以外では、陽太だけかもしれない。 笑うのも、泣くのも、きっと今になっては、陽太の前だけ。 なんでだろう? 考え出したら、入学してからのことをフラッシュバックしてきた。
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