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……………え?
差し出されたかずやの手に乗っていたのは見たこともない小さなカード。
そこに金額らしきものが書かれていた。
智『かずや…これなに?』
か『えっ?なにって…』
まじまじとそのカードを覗き込んでいたら、不思議そうな顔をしながらかずやが説明を始めた
か『なにって…お金じゃん。電子マネー。仁達も持ってるでしょ?これないと何も出来ないんだから』
智久を見れば、驚きと戸惑いを含んだ難しい顔をしていた。
智久はさっきの写真を見てないからな…
俺はこれで確信を持った。経緯やどうしてそうなったかなんて分からないけど、かずやは間違いなく未来から来たんだ!
仁『お金の心配なんかしなくていいよ。それ、大事なモノなんだろ?しまっときな』
か『でも…』
仁『いいから!それよりもこれからの話しないとだろ?』
かずやの顔が強ばった。仕方ないとはいえ、あまり見たくない表情だよな💧
なんとかして智久と2人で話をしないと…
警察の話も、かずやの生きていた時代についても。
とりあえず車に戻り、適当に車を走らせた。
後ろにはランとじゃれてるかずや。
さて、どうやって智久に話すかな?
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