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いつか借り返す…か。
和也もそういうとこ律儀だったよな。
智『じゃあ、適当なところで昼飯にしようか?』
智久の意見にかずやと2人、笑顔で賛成した。
仁『かずやは好き嫌いとかない?』
そう問い掛けながらかずやの姿をまじまじと見て、戸惑った。
遠目では分からないけど、砂浜に倒れていたせいか、服は少し汚れていて…所々ほつれもある。
俺等はいいけど、かずやが誰かの目を気にしたら…
かずやを車の外に出すのをやめて、智久と2人で買い出しに行くことにした。
仁『飯買ったらすぐに戻ってくるから、ランとおとなしく待っててな』
智久と並んで歩きながら、警察についての話を始めた。
仁『やっぱり届けないといけないらしいな…』
智『そりゃそうだろ…でも今すぐはきっついよな』
仁『でも、地元に連れて帰ってじゃだめなんだろ?』
智『うん。発見した所の所轄じゃなきゃ』
仁『…だよな』
智久とあれこれ話しても、ごまかす方法なんか見つかるはずもなく、昼飯食ったらかずやに話す事に決めた。
写真の話は…あとにしよう
かずやが不安がるといけないからと、適当に買い込んで車に戻った。
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