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“お前に聞きたい事がある”
何だ?…妙な胸騒ぎがする
聞いちゃいけない。そんな気がする。
でも…かずやの絶対的な味方でいてやるためには避けて通れない。
覚悟を決めて頷いた。
慶『…分かった。じゃあ聞くな。かずやくんが未来から来たらしい話は智から聞いてた。それが検査で証明されたんだ。』
仁『それが分かった上で俺に聞きたい事って?』
慶『うん。もし…』
そう言って小山は黙ってしまった。
余程言いづらい事なのか?
それとも良くない事?
仁『どんな話でもちゃんと聞くし、かずやに対する気持ちも変わらないから…』
だから早く聞かせて。かずやの秘密。
慶『実は…かずやくんは人間であって人間じゃない』
………は?
慶『正確に言えば人間なんだ。でも…体の中身半分近くが…機械で出来てる』
嘘…だろ?
かずやが機械人間だって言うのか?
慶『赤西と智が見つけた時な…実はあれ溺れてから丸1日海の中を漂ってたはずなんだ。普通の人なら死んでておかしくないんだ』
仁『丸1日水中にいた…そのあと打ち上げられて俺らが見つけた…』
慶『なのにかずやくんは生きていた』
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