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慶『かずやくんの肺と心臓、他にも数ヶ所が機械だ』
自然とカップを持つ手が震えていた。
こんな話…信じろって言うのか?
慶『これを聞いた今、もう一度お前に聞く。これからも変わらずかずやくんを支えていけるのか?』
仁『仮にもし…』
ここで俺がかずやを見放したら、かずやはどうなるんだ?
仁『俺には支えきれないって答えを出したら…かずやはどうなるんだ?』
慶『その時はうちで保護する事になる。この話、教授から託された事だから』
正直迷った。
俺が支える、支えないじゃなくて
どうするのがかずやの為になるのかに。
でも今は俺がかずやと離れたくないって気持ちが強いから…
自然と答えは決まった!
仁『俺の気持ちは変わらない。かずやの一番近くでこれからも見守っていくよ』
慶『だと思ったよ。』
仁『この話はかずやと智久には?』
慶『俺から話すつもりはない。赤西が判断して、話せる時がきたら話していいから』
その後少し今の退行催眠の進み具合とかを聞いてから、小山と別れた。
帰り道に考えるのはいつもかずやの事ばかり。
かずやにとって一番いい結果が出るのを願うだけだった
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