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軽く腹を満たして、部屋へ戻り、かずやと2人でまったりとした時間を過ごす。
色々な物が進化してる中で、言葉と文字。この2つは変わっていないらしく、今ではかずやのお気に入りとなった曲をかけて雑誌を読む。
所々歌詞を口ずさむかずや。
その心地よい歌声をBGMに、ついウトウトとしてしまったらしい。
…夢を見た。
青く澄んだ空。見渡す限りに広がる草原。
俺の横に座り、気持ち良さそうに空を見上げる和也。
違う。かずやだ…
『ねぇ…いつまでもこうしていられたらいいね』
“ ”
『分かってる。…でもっ』
“ ”
『…やっぱり嫌だよ。ねぇっ!やめようよっ』
仁『うわっ』
今の…なんだよ…
何かを嫌がってるかずや。
何かから逃れようと走るかずやを追いかける手。
妙にリアルに感じる夢だったな💧
ん?かずやがいない
タオルを手に取り、汗を拭いつつ、階段を降りていくと、母親と楽しそうに夕食を作るかずやがいて安心した。
いなくなったのかと思った💧
こないだから聞こえる声と今日の夢。
これも明日聞いてみようかな
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