ある朝

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私が朝ごはんを食べてしばらく経った頃、妹がごそごそ起き出して来ます。 たまたま、部屋のドアが開いていたので、ふっと覗いてみると、 妹は無言でベットの上に立っていました。 謎です。 理由がさっぱりわからないのですが、敢えて触れないことにしました。 この妹は物凄い天然です。 数々の天然伝説を持っています。 その中でも最近のヒット作は、 私が病気のため一月で10キロ程体重が落ちた時の一言ですね。 「このままいけば来年にはお姉ちゃん、消えちゃうね」 一瞬で計算したのでしょう。 かなりツボに入っていたのですが、何しろ弱っているときのこと、 苦笑いくらいしかできなかった自分が悔しいですね。 いいツッコミをしたかった……。
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