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「飲みすぎじゃない?」「酒強いから平気ゃで」
飲む?と言われたアルクの手を払いのけ凛は隣に腰掛けた
「暗かったからわからんかったけど赤黒い髪やってんなぁ」
あらいたての凜の髪を触りながら言う
「血みたぃって言われる」
気にしていたのか凜は俯きながら答えた
「見方によって色が変わるなんてそうそうないで、綺麗ゃ」
褒められたのが嬉しかったのか凛は俯いていた顔を上げ微笑んだ
「笑顔が一番ゃ❤」
言うが早いかアルクは瞬間にフレンチキスを凛に与えた
その少しの行為でも心を満たされる凛
【たまにベタな台詞にときめいてみて】
お酒のせいかアルクはすぐにベッドに寝ころんで寝てしまった
寝顔を見つめたまま凛はタバコを吸う
ふと、アルクの寝言が聞こえた
最初は何を言ったのか分からず
アルクの口に耳を傾ければ
「まみ…」
【少しだけ夢を見てた矢先に寝言で他の娘の名前を呼ぶ
ほら、ごらん
あなたも上辺ばかり】
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