□■ボクの飼い主■□

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咲斗は抱いていたボクをおろすと、足元に散らかった物を片付け始めた。 まわりに散らばる資料の山。 手伝いたいけど、ボクの手じゃ物はつかめないから、咲斗の側にいてあげるのが精一杯の手伝い。 「んー…なんで俺はこんなにドジなんだろ…」 そう言いながら資料を揃える咲斗。 全部揃え終わると咲斗は椅子に座った。 ボクは咲斗の膝の上に行き、丸くなった。 そんなボクを見た咲斗は微笑みながら、ボクの背中をなではじめた。
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