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咲斗は抱いていたボクをおろすと、足元に散らかった物を片付け始めた。
まわりに散らばる資料の山。
手伝いたいけど、ボクの手じゃ物はつかめないから、咲斗の側にいてあげるのが精一杯の手伝い。
「んー…なんで俺はこんなにドジなんだろ…」
そう言いながら資料を揃える咲斗。
全部揃え終わると咲斗は椅子に座った。
ボクは咲斗の膝の上に行き、丸くなった。
そんなボクを見た咲斗は微笑みながら、ボクの背中をなではじめた。
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