一色。

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「柊~、帰ろうぜぇ」 俺は自分の自転車を自転車置き場からだしながら言う。 「うんっ。帰るぅ~」 そう言うと、柊は自転車の後ろに腰を下ろす。 それを確認すると俺は自分も自転車にまたがり、ペダルを踏んでいく。 「しっかりつかまってろよ~」 「わかってマース♪」 柊は俺の腰に腕を巻き付ける。 柊は可愛い。この世の誰よりも、何よりも。 可笑しいのだろうか? 柊は………男。 俺も………勿論男。 でも、柊を可愛いと思うのは事実だし、自分でもこの気持ちに嘘はない。 俺はいつの間にか柊に恋をしていた。 .
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