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夜のようだ。
いつもの部屋には、オレンジの、ニトリで買ったライトが、温かく点いている。
(つかれた)
男は、ふと1日をふりかえる。特に何も無かった1日だ。いや、買い物に行った。友人と。そして、別の友人から、携帯を買ったと連絡があった。
(うぜ)
そこまで思った時、携帯の機能の予測候補にその友人の名がいきなり出た。一番上に。上に、のところで、うぜ、が出た。
(ふっん)
この男、ひま過ぎるのか?
話のネタが無いので、怖い事を考えようとした。が2秒でくじけた。
(本当にそうなったら、あ~マジ無理)
いわゆる映画ので見たやつだ。さらにほかの映画も巻き込んだ。
(ほら、せかちゅー、であったじゃん。嘘、冗談?書いたら本当になったとか…)
けっこうこわがりなのか?それともアホなのか?
(オレ的には、せかちゅー、ホラーだし。違う?あ、すいません)
アホか…。
オレンジの光は照らす。
今日買ったばかりのタンクトップを着て、布団の半分を上半身に、下半身はカーペットに置いて携帯いじってる男を。
車の音。
(ガソリン高いね。車買えねー)
風鈴の音。
(夏だね)
携帯のボタンを押す音。
(オレそろそろ寝ろー)
今日はこれといって変な事は無い。しいて言えば、今腕がしびれたところ。こわくは無い。
(当たり前だ)
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