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今日は午後からクローク。
中年のおじさま方の総会のあと懇親会という名の会食。
あるお客様が、荷物の中から写真を取り出してみせてくれた。
「家で育てている10年に一度しか咲かない幸福の花が咲いたんだよ。今年は僕がちょうど60になる年でね。記念に写真を撮ったんだよ」ってお花の写真を見せてくれた。
不思議なかたちをしてた。そのお花は匂いが強いらしい。
最近、接客がすごーくイヤだったけど、どうして自分が接客業を辞められないのか実感した瞬間だった。
お客様の笑顔とかありがとうって言葉が嬉しくてやめられないんだなあ。
お客様の何気ない話をしてくれるのも嬉しい。そんな最初の気持ちを思い出させてくれた、写真を見せてくれたお客様には感謝しないと。
今日のクロークはなんだかちょっと違う気持ちでここにいる気がする。
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