恋愛の章

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『愛を下さい』 愛なんてくだらない と笑う貴方 でもそんな貴方に 『愛を下さい』 私たちが出会った あの春の日から ずいぶんな時が 流れました 貴方は少しだけ 伸びた身長を 自慢して そっと私を抱きしめた でも大切な何かを 見失ない 貴方は言った 『愛をなんてくだらない』と… だけど私は 今なら言える そんな貴方に 『愛を下さい』 と… 笑らわれてもいい 見下されてもいい それが私なりの 心の姿だから だから そんな貴方に 『愛を下さい』
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