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だけど数日後、
私はお母さんとお父さんだけで
お寺みたいな所にいってた
そこのもう亡くなった偉いさんに
線香をあげて
帰ろうとしてた時に
そこに働いてるお婆さんに
意味は分からないけど
バナナを貰った
『』←私「」←母、父、お婆さん
『ありがとうございます』
「いいえ~あ。
お母さん達もどうぞ」
そう言いお婆さんが渡した
バナナの数は3本
「え?いや…2本でいいですよ?」
とお母さんが困惑して答えた
そりゃそうだ…だって3人で行って
私は既に貰っているから
もし貰うとしたら後2本でいいはず…
だけどお婆さんは
「え?いえいえ3本ですよ?」
と当たり前に答える
『いや…私はもう貰ってるから
2本で良いんですよ?』
私は少し苛つきながら言った
お婆さんと言っても
まだボケが始まるような年じゃない
だけどお婆さんは
「はい、お嬢ちゃんにも既にあげましたよ?」
その場が静まり返った
お婆さんは3本、お母さんの手に
渡すと何処かに行った
その後、お母さん達は寺の人と
話しがあるからと言うので
私は外で待っていた
外で石を投げながら待っていると
さっきのお婆さんがこっちに来た
『』←私「」←お婆さん
「あ。さっきのお嬢ちゃんお母さん達は待ってるの?」
『え、あ…はい』
お嬢ちゃんはニコニコ笑って
「弟くんはお母さんに行ったんだね」
『え?』
「可愛いー弟くんだね~」
『え?』
そんな事はありえない
だってその頃、確かに
弟はいたけど、その日は
学校に行ってた
私は怖くなって直ぐに
車に戻ったけど
今、思えば確かに
お婆さんは間違って無かったのかなと思う
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