~天宮院桜ルート4・付き合うまでの過程~

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「俊介さん。」 階段の上に桜の姿があった。 「お、おお桜。」 しかし彼女の表情はとても暗い。 机ごと窓から外に投げるとか鬼畜すぎるよなやり方が……。 「ごめんなさい……迷惑かけて……。」 「迷惑なんかじゃないよ……つうか落としたの俺なんだ……ごめん。」 そう言わずにはいられなかった。 俺がわざと落としてないなら彼女も許してくれるだろう。 彼女をこれ以上悲しませたくなかった。 親友としても…………。 「全く俊介さんは嘘が下手ですね。でもそういう優しいところも大好きです。」 そう言ってこちらに飛び込んできた。 いや待て落差結構あるぞ。 机をどけて桜を受け止める体制をとる。 怪我したら大変だしね。
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