~天宮院桜ルート4・付き合うまでの過程~

13/27
前へ
/201ページ
次へ
教室に戻るととりあえず机をおいて洋平に近づいた。 「ちょっと桜を教室から出しといてくれ。」 「その気になったのか?」 明らかににやつく洋平。 まあ今更隠してもしょうがないよな。 「ああ……ちゃんとするから力貸してくれ。」 「はっははははそうかそうか…そいつはめでてえな……よし任しとけ。」 そう言って洋平は立ち上がり桜に近づいた。 「天宮院……俊介が喉乾いたらしいからジュース買いにいかないか?(なんでもいま学食の販売機のとあるジュースを好きな人に飲ませると両想いになるらしいぜ。」 「洋平さん……マジですか?」 「確かめる価値はあるんじゃないか?」 桜はコクリと頷き行ってしまった。 なんかよっぽどのことを言ったのだろうな。 後半の洋平の言葉が聞こえなかったし。 それより早くしないとな……素早く桜の机と椅子を後処理して教科書一式を俺のと変えた。
/201ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9029人が本棚に入れています
本棚に追加