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最近クラスのみんなも先生の態度を見過ごしている。
委員長すら見過ごす。
なにかあったのだろうか。
まあいい…まったり寝るか。
「誰かいま~……。」
目が点になると言う言葉を使うときがきた。
今まさに目の前で瑞が着替えをしている。
なにが目が点になるってサラシ巻いてるのにパンツが可愛らしいクマパンなのだ。
瑞のイメージから考えると全くあわない。
瑞はと言うとこちらに気付くと動かなくなった。
「あの俺はその…別に覗きとかじゃなくて…うん、い、いいと思うよ…うん、クマパン万歳……はは。」
瑞はいっそう赤面して俯いた。
数分間たったのだろうか。
瑞は突然俺をみた。鬼のような形相で…。
「柊俊介…貴様は三回ばかり万死に値する行為を行った。」
言い返そうとした瞬間俺の体は宙に舞っていた。痛みはない…ただ宙を舞っている…なんだこの物理法則を無視した現象は…。
「ひとつ…まだ夫婦でもないのに我の体をみたことっっっ。」
「うぐぅっ…でちゃう…。」
凄まじい突きが俺のお腹に直撃。
「ひとつ…わ、我のクマパンをみたことっっっ。」
り、理不尽すぎる…今度は凄まじい突きと蹴りが全身に浴びせられる。
声すらでない。死ぬのか…俺。
「ひとつ…なぜ部屋をすぐに出ない…馬鹿者がーーー。」
木刀を手に入れ斬り…いや殴りつけてくる。
注意…まだ俺の体は宙にあります。
「最も許せないのが…みられたのに貴様ならいいと思った我の心だぁーーーー。」
「4つじゃん…ごほっぐほっ…そ…れ……に………最後のは……俺のせいなのか…よ。」
俺は静かに目を閉じた。
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