[舟]

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独り占めするはずの夜。が。跳び上がる魚の影に遮られる。ねえ。君は誰?視界に入っちゃうんですけど。ははあん。なるほど。君も星見に跳んでるんだね☆いいよ。一緒に見ようか。旅は道連れ。この星空の下で。川に流されて。もっと流されて。地球の川から眺める空の川は、二つとまつながってんのかな。って思っちゃうくらいリアルだあ。おい。魚くん。君の眼は魚眼レンズだから。もっと一面に広がって見えてるんだろ?このまんま流されて朝になったら海の真ん中だね。でもそうなったら淡水魚の君に申し訳ないから、あそこの岩にオールを引っ掛けて。。
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