第二章~新監督~

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「えっ?何でだ…何でですか?」 と主浩は凄みそうになるのを抑えて、敬語で権藤へと聞いた。 すると権藤は、 「まぁ金西はお前も知ってのとおり、野球センスの塊のようなやつだ。それに何にせよ野球を愛してやまないやつだ。それほどの男が野球をやめるという決心をしたくらいだから、単に飽きたという理由じゃないと思うんだよな」 と静かに言った。そして続けて、 「それでも龍宏を野球へと引き戻したいのなら、まずは話を聞いてみたらどうだ?」
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