第三章~金西龍宏~

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主浩は2年3組へと加わっていた。同じクラスには金西と中学時代同じチームに所属していた吉村がいた。 「なぁ、やっぱ金西って中学の時から際だってたか?」 と主浩は席が隣の吉村にふいに聞いた。 吉村は寝ていたらしく、不機嫌な声で、 「まぁ凄かったのは凄かったよ」 とだけ言ってまた寝てしまった。 「やっぱりな、そりゃあんだけすごい奴だからな」 と主浩は思いながら、中学時代を回想していた。
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