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「…。紗香ちゃん、槙村の尻なんて散々触ってるからもういいだろう?」
「ハァ~。義美さんにはわからんのですよ。ホントに良いものは何年経とうが飽きる事がないのです」このガンダムのセリフを少しパクった言葉は、ガンオタの槙村の笑いを誘った。自分のお尻が話題になっている事も忘れて。
結希は笑いを堪えている槙村を突っつきながら、これだけ言ってても紗香がなぜ槙村と付き合わないのかが不思議だった。
「まぁ、二号店の店長の尻でも触っておけばいいじゃない」
「えーっ?マキ以上のお尻じゃなきゃ無理」毎日の楽しみがなくなるのは、例え2週間でも紗香にはきつかった。
「背が高くて色白で、メガネの似合う青年だぞ」もはや義美は紗香のお見合い相手を紹介している気分になっている。
紗香は黙って首を横に振った。
「お願いだ、紗香ちゃん。二号店に行ってる間の給料を1.5倍にするから」この際、金しかないと思い、必死になって紗香を見た。
「2倍なら考えます」ニヤリと笑った紗香に義美は負けた。
紗香は来週から2週間、二号店に行く事になり、今週はいつも以上に槙村のお尻を触りまくる紗香であった。
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