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あれから俺は強制的に嘉孝の車に乗せられ新自宅へと向かっていた。
とは言っても来いと言われてただ付いて来てるだけなんだが、何て言うか…この人には大きな何かを感じたからかもしれない。
「あぁそうだ、明日からまた学校行けよ?」
突然思い出したように嘉孝は言った。
「行けって…どこの学校行くんだよ?」
俺1ヶ月前に学校辞めたばっかなんだぞ?
「もと通ってたとこに決まってんじゃねぇか?」
当たり前のように言う嘉孝。
「俺既に辞めたんだけど、退学届も出したし…また受け直せなんて冗談は聞かないぜ?」
俺は言った。
「あぁ退学届ってこれか?」
嘉孝が俺の名前が書かれた退学届の封筒を見せてきた。
「そうそれ、だからもうあの学校には…………あえぇぇ!!?」
俺は奇声を発した。
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