序章

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それから俺はリビング的な場所へ通された。 「まぁ狭苦しいとこだけど好きにしてね?」 紅茶を入れている玲花は言った。 へぇ~狭苦しいんですか…ほぉ~リビングだけで軽くパーティー会場並の広さなんですけど? 「う~!ヨッシー帰ってきた!」 出された紅茶を飲んでいると、黒く長い髪をリボンで結んだ少女がトテトテと走ってきた。てか『う~』って…某漫画の小冠付けた少女かよ? 「百華、お兄ちゃんにご挨拶は?」 玲花が言った。 「あたし百華6才!おに~たんは~?」 おいおい超可愛いじゃんかよ?こりゃ某鉈女だって発狂して拉致っていきそうだぜ! 「兄ちゃんは聖也だ、よろしくな」 俺はニコッと笑って頭を撫でてやった。 「う~!聖也おに~たん!わ~い!」 とか言ってはしゃいでいる百華、何て無垢なんだろう。お兄ちゃんは嬉しいぞ! だが…
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