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彼は、木製の小舟でやってきた。 「よう!久しぶり」 相変わらずの声。 相変わらずの笑顔。 彼が岸にあがると、私は無言で彼に抱きついた。 「何泣いてるんだよ、彦星」 「会いたかった……織」 織は胸元で泣く私の髪を優しく撫でてくれた。
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