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俺は昔原因不明の高熱が起きたことがあった。
ずっと苦しんでいたある日の夢に奴が出てきた。
黒い服装をした男がいた。男は俺に向かって聞いた。
「――君はまだ生きたいか?」
もちろん俺は生きたいと言った。
男は小さく口元で笑いながら俺に言ってきた。
「――じゃあお前が16歳になる頃にもう一度会いにくるよ……」
男はそう言い残すとどこかに消えていった。その次の日に俺の謎の高熱は治った。
だが、その謎の高熱が原因で俺は前までの平凡な日が過ごせなくなった。
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