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その日の夢の中にあの時の男が出てきた。男は青無に言った
「――さぁ、約束の16歳だ。俺はお前の願い通り生かしてやった。次はお前が俺の願いを叶える番だ」
「お前が何言ってのか意味が分かんないだよ!!」
男は青無を無視して青無に向かって手を差し伸べながら言った。
「――さぁ。俺と一緒に来てもらおう」
青無はいきなりの事に驚いていた。だが、さすがに見ず知らずの人に付いていくほど馬鹿じゃなかった。
「嫌だね!!」
「――まぁ時期にそうも言ってられなくなるだろう……」
青無はそこで目が覚めた。青無は自分の額を押さえながら呟いた。
「――何なんだよ……。あの夢は……」
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