姉弟

9/14
前へ
/96ページ
次へ
二時限、三時限、四時限目と授業が終わり昼休みになった。 宗谷は美音と昼食をとる場所を探すついでに、学校の施設を案内してもらっている。 美音 「…ここは図書室。もちろん本はたくさんあるんだけど、現世とまるっきり同じ内容の本は無いんだ。ここにある本は、当たり前だけどこっちの世界で作られた物だけだからね。まぁ、似たり寄ったりってのは結構あるんだけどね」 宗谷 「そうなんだぁ」 美音 「うん、それと授業でも図書室は使うから場所忘れないようにね?」 宗谷 「うん。…でも授業で使うって言っても、図書室で何するの?」 美音 「もちろん読書するんだよ♪」 宗谷 「…それもそうか」 美音 「じゃあ次行こう!…って、もう大体回っちゃったし、あまり時間も無いから昼食べに中庭に行こうか?」 宗谷 「うん、そうだね」 二人は中庭に向かった。 昼食は美音の手作り弁当。 もともと美音は料理好きなので味が保証されてることは、宗谷も認識済み。 なので、中庭についてすぐに弁当を食べ終えた。 宗谷 「御馳走様でした」 美音 「御粗末様でした」 二人とも手を合わせ、軽く礼しながら良い終えると、早速弁当を片付けて教室に戻っていった。
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加