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授業が終わり、次は6時限目。
1日の授業は6時限となっているので今日の最後の授業となる。
その本日最後の授業は体育。
内容は、男女混合卓球。
早速着替えて皆で体育館に向かう。
宗谷
「ねぇ、聖斗?」
聖斗
「ん、なに?」
宗谷
「こっちの世界でいう卓球も、やっぱり現世と同じなのかな?」
聖斗
「ん、スポーツはまるっきり同じだな」
宗谷
「そっか、じゃあやっぱり美音は卓球強い?」
聖斗
「あぁ…多分この学園で一番強いかな」
宗谷
「そっか」
生前美音は、卓球のクラブに所属していた。
5才の頃からずっとやっていただけあり、中学生の部では全国3位という栄誉を手にした。
宗谷も卓球経験は4年程度ある。
宗谷が卓球をやっていたのは、5才から9才まで。
美音が亡くなってからやる気が無くなり辞めたのだ。
今日の体育の授業で久しぶりにラケットを握る宗谷だったが、男女混合のダブルスということなので、宗谷と美音は自然にペアを組んだ。
美音
「まさか、また宗谷と一緒に卓球する機会が出来るなんてね♪」
宗谷
「うん、あっ、僕久しぶりにラケット握るから足引っ張っちゃうかもしれないよ?」
美音
「大丈夫だよ、勝負は気にしないで楽しくやろう♪」
宗谷
「うん!」
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