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キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
1日の授業が終わり、放課後になった。
昼休みに聖斗と冬華に、宗谷達は今日の放課後遊びに行こうと誘われたので、遊びに行くことになった。
聖斗
「いつもの場所に30分後に集合でいい?」
冬華
「うん」
美音
「りょーかい」
それから、みんな別々に家へと帰って行った。
その中で宗谷だけは新参者なので、どこに行くのか分からないまま、一度家に帰り、着替えたりしてから美音と一緒に集合場所へ向かった。
………。
……。
…。
宗谷
「ここ?」
美音と二人で向かった先、つまり今着いた集合場所は、唄歌(うたうた)という名前のカラオケ屋だった。
美音
「宗谷はカラオケ初めて?」
宗谷
「うん…。僕あまり歌うの得意じゃないよ?」
美音
「大丈夫だって、みんな気にしないから。…それに、思いっきり叫べば気持ちもすっきりするよ」
多分、聖斗と冬華も気を使ってくれてるのだろうと宗谷は感じ、心の中で"ありがとう"と呟いた。
宗谷
「…そっか。うん、じゃあ思いっきり歌おうかな……と、思ったんだけど、こっちの世界の歌なんて知らないよ?」
美音
「あぁ、大丈夫だよ。現世とほぼ同じ歌ばっかりだから」
宗谷
「あ、そうなんだ?良かった」
と、そこまで話した所で聖斗と冬華が集合した。
聖斗
「待たせちゃったか?悪いな。早速入ろうぜ!」
冬華
「早く歌お歌お!」
そう言って、四人はカラオケ屋に入っていった。
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