闇の王子―…ハユ

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……おお。 ルナさんとブラッドさん 2人が並ぶと 何とも言えない 美 と 魅 の 文字だけしか頭に浮かばない。 これを 世の女性たちに言わすならば "萌ェ~" なのだろうか。 「…もちろん ルナをくれるならそれ以上に欲しいモノはない。 …―でも それはつい この間までのこと。 今 もっとも瞳を惹かれ なんとしてでも手に入れたいのは ―"闇の王子 ハユ" 君だよ。」 「オイこら。それが目当てかよ悪質変装マニア チンカス野郎。」 「はは 相変わらず猫かぶり うまいなぁ~ どうだ?ルナもハユと一緒に俺のモンにならねぇか?」 「オイ悪質変装マニア チンカス野郎 お前はココを潰す気か。」 「ルナも零もその呼び方やたら長くね?」 「オイオイ。悪質変(以下略)何スラリと俺の名前 言っちゃってんだよ。」 「犯罪者 零オーナーは黙ってろ。 てか まだ名前 知られてなかったのかよ 七海 零(ナナミ ゼロ)。」 「フルネーム言うなよッ フルネームぅぅっ(怒)!!!」 「だいたい名前ってのは 本人の口から出てくるとは限らないぜ。」 「あんたらうざいよッいい加減にしろッ(怒)!! 誰が喋ってんのか わかんねぇし しつけぇし 意味不明!!!」 お前もな。
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