闇の王子―…ハユ

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オーナーやブラッドさんは分かるが どうしてルナさんまで… 禿嶺の卒業生ならば バイト禁止令を知ってるはずでは?(汗) ルナ― ……そうだ 禿嶺バイト禁止なんだ… いや 最初から…つか遊叉が 禿嶺の生徒だってわかった時点で気づいてたけど あと 少しの夏休みが終われば遊叉は………居なくなるんだ 最近 遊叉も他のホスト達とかスタッフとかと仲良くなってきてたし お客とも 親しくなって口説き方とか 本人自覚してないけど かなりうまいし もう このままずっといんじゃね? …―とか思ってたのに 今の遊叉の言葉で リアルになった…… ホントに……冷酷なヤツだ(泣) ― ……ん? なんかルナさん涙目になってきてないか? うざい。 その言葉しか頭に浮かばず 私はテーブルにあった 棒付きの飴を袋から取り出し 口に加えた。 ……ピーチだ…おいしい。 ―遊叉の今この空間に漂う空気とは違う行動に 3人は心を一つにした。    マイペースだ(泣)。 .
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