変人たち。

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腰がッ(泣) なんと何時間 寝たのやら 目を覚ませば既に翌朝の 8時だった。 寝返りを打とうとして 動いたら腰に激痛がきて 目を覚ましたのだ。 ……こんな原因をつくった張本人さんは 私の胸に顔を埋める感じで 眠っている。 上の角度からみるルナさんの顔は 睫長くて幼げで…… こういうのを 愛らしい というのかな……。 私は少し 微笑みながら上を向いてる方のルナさんの頬に手を添え ルナさんのおでこ付近に軽く 唇を落とした。 ……ん? ルナさんの頬に乗っけてる 手のひらが あったかくなった気が…… ま いいか。 ―実は遊叉が目覚める少し前から起きていたルナ。 普段の遊叉からでは想像できない 今の行動に 期待と照れが入り混じり 頬を赤らめたのだった。 …さて 早く起きて準備しなければ それから 起き上がろうと私の腰に回ってるルナさんの腕を 何度もどかそうと したが なかなか離れなく しまいには一層 力が増し 寝たフリだな。 と 確信してルナさんの耳を引っぱったら涙目になりながら 起き上がった。 余計な手間を…。 そして 着替えの詰まった 鞄を玄関に置き準備万端。
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