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「それじゃルナさん お世話になりまし―…グエッ;;!!」
…なんともアホな奇声をあげてしまった。
私が喋ってる途中でいきなり
ルナさんが抱きしめてきたからだ。
読者様に私を 変人 だとインプットさせたいのか。
「……遊叉 元気でね…
なんかあったら俺んとこに直ぐおいでよ…?
暇な時は遊びに来て…
……大好きだから…遊叉」
ルナさんは一言一言の後
何度もキスをしてきた。
……なんだろう
かわいい…。
暫く唇を重ねて 何度も舌を絡めてから
私はルナさんのもとを後にした。
………ルナ―…郁さんベッドのわきのやつ気づいたかな…
―ルナside―
遊叉を見送ってから 熱い目頭を押さえつつ ベッドに倒れ込んだ。
情けな……。
愛しいヤツとの別れで こんなにも
脱力し 頭の中 真っ白になるなんて 考えもしなかった。
…てか 遊叉 鈍すぎやしないか…?
"愛してる" を我慢して
"大好き" って言ったのに
大して気にしない みたいなさ…(泣)
「……はぁ」
………ん?
ため息を吐いた時 ベッドのわきに見慣れない物を発見した。
えっえっ 遊叉 忘れ物!?
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