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剛とは高校別々の学校だけど必ずといっていいほど、帰路で鉢合わせするようになっている。
高校生になったからって、特別なことはない…
ただ、剛がいつの間にか私よりでかくなったことがちょっぴりムカついた。
などとぼけーっと歩いていたら
バシッ
頭を軽く叩かれる
「痛いなッ!」
相手なんか後ろを振り向かなくてもわかってる。
「わりぃ、ついつい手が滑ってな。」
と私の横に並んで歩く剛。
「そ-いや、今日は七夕だよな?」
と急に憎まれ口を言わずに普通の会話をする剛にびっくりだった
「そ-だったね。すっかり忘れてたよ;」
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