日常

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星ヶ丘公園の入口の前で息を切らす やっと思い出した… 10年前 「姫チャン、こ-こせいになったらまたこの公園で七夕の日にお願いしようよ。」 「うん、剛くん約束だよ」 こんな話を思い出したのは母の会話をしていた時 剛ごめん… あの大きな滑り台 剛は座っていた 「剛!!ごめん…今さっき思いだしたの。」 「姫子のことだし、思いだしてくるって思ったよ」 と剛は空を見上げる 私は滑り台を駆け登る 「ほら、危ないだろ?掴まれよ」 と軽々と私を下から抱き上げる 「つ、剛?」 「これでも一応高校生の男ですから」 ニッと笑い私を降ろす。
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