前編

3/4
前へ
/10ページ
次へ
柄にもなくまた声を上げて笑う自分が居る、篝の前だからか素直な感情が出せて楽な気持ちになる。 「そういえば、何で澪は縁日に来ていたの?」 篝の問いに少し考え込んだ 「篝を見たから後に付いていったんだ、だけど篝全然気づかないしそれどころか出店に夢中で愛がないのかな?」 少し意地悪をしてみたら篝は悲しげな表情を浮かべて頭を下げて律儀に謝って来た。 こういうとこが可愛いんだよね。そして篝の好きな所でもあるんだよね。 頭を撫でてあげれば顔を真っ赤に染める篝が可愛くてまた柄にもなくぎゅっと抱きしめていた。 篝side→
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加