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近所で素敵なおばあちゃんだと有名な隣の家の涼子さんが言った。
涼子さんはよく私に昔の話や知らない童歌、言い伝えを聞かせてくれる。
それは尽きること無く話してくれる。
私はてっきり彦星と織り姫のお話かと思った。
「涼子さん。彦星と織り姫の話なら知ってるょ」
涼子さんは小さく首を振った。
「カオちゃん、違うお話なの」
「え、そうなの??聞かせて」
涼子さんは一つ頷くとゆっくりと少し間延びした優しい口調で話始めた。
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