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「きほひいいかな?」
(気持ちいいかな)
敢えて無視したのか、
聞いてなかったのか、
夢中だったのか。
理由は定かではないが、とにかく、そんなことをくわえながら言い出す優。
優によって、開発された亮太の体は見事に反応しきっていた。
「優、…ゆう……」
数日ぶりの行為ということもあって、体の疼きや、感じる快感は半端なものではなかった。
優も、悪戯程度に弄って、本当の理由を聞き出そうと思っていたのだろうが、時既に遅い。
少しの行為で、完全にヤる態勢ばっちりの様子の体になった、目の前の恋人──亮太は、優の名前を何度も連呼する。
「くっ……」
煽るつもりだった優が、今度は煽られてしまった。
(話は、後かなっ……)
軽く心の中でそう呟くと、優は亮太に再び覆いかぶさった。
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