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(面倒だなぁ……)
掴まれた両手の拘束を解こうとすれば、さらに男は力を強めて、決心したような顔をして達也と下から視線を合わせる。
(お願いだから好きだーとか叫ぶなよ……お願いだからー)
弱った顔つきで、(若干引き気味に)達也は男を見た。
すると、息を大きく吸い込んで、男は次の瞬間、とんでもないことを言い出した。
「高瀬君はっ!、僕が貰うっ!!!!!」
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